ホスト、水商売。
誰しも一度は聞いたことがあるであろう。夜の職業。
多くの金と欲と女が群がるきらびやかで華やかな世界に見える反面、
ある程度の知識を持った君たちなら、そんな人たちは本当にごくわずかで
実際は稼げないでしょ？と鼻で笑っているのかもしれない。
実際、多くの人はそこまで稼いでないし、今のご時世、そんなお客さん掴めないでしょ
まさしくその通りだ！
私の周りの経験則から言えば
一年後に残っているホストの確率は
100人にひとり。
なんていう離職率（苦笑）
大体辞める理由は、思った以上に稼げないから。
甘い気持ちで入った奴は入店1日で感じ取れる。
広告の最低保障の日給なんて全部嘘じゃないか。
いろいろ雑費を引かれたら、
時給なんてそこらへんでコンビニのバイトしてた方が高いわ！
ってか、そもそも、外食するにしても男が女に金払うだろ、ふつうは。
金つかわすなんて無理じゃん、むいてないわあ。
こうして、「稼ぐ前」にほとんどのホストが辞めていく。
稼ぐ稼げないはちょっとしたコツだと体験できないまま。
私自身は、社会人を経験して、歌舞伎町でホストを始めた。
企業の歯車で一生を終えるよりは、何かを自分で始めてみたい！
その為には、資金が必要だなあ。
思い切ってホストでも始めてみるか。
軽い気持ちで面接にいった新店で働くことを決めた。
27歳で始めたこともあり、年齢的に遅咲きであった。
ルックスのいい若いイケメンには勝てないし、流行の会話も分からない。
もちろんお客さんなんていないゼロからのスタート。
最初の一週間は全くお客さんなんかつかめなかった。
『あちゃー、やっぱ間違っちゃったかな』
売れる気が全くしないまま、ただ昨日と同じ、手応えのない毎日を過ごしていた。
自分より10コも下の男のコに新人扱いされ、接客中には
「なんで、あんたホストやってるの？」
とお客さんにからかわれる。
「サラリーマンぽいよねなんか、昼と夜働く時間間違ってるんじゃないの？（笑）」
その場では笑ってやり過ごしたが、内心は悔しさとホストを選んだ後悔にさいなまれていた。
『アホだなあ、俺。次の給料もらったらやめようかな。』
同期で入った周りの新人は次々と辞めていき、
残った数人は徐々に指名を獲得していった。
他のホストの指名卓で浴びるほど酒を飲み、フラフラの状態で家に帰る。
焦り、自己嫌悪、孤独感。
10円ハゲが出来るほど悩みに悩んでいた私を見るに見兼ねて、その当時の店のオーナーから声をかけられた。
「どうした今にも死にそうな顔して？」
「いや、ちょっともうきつくて。
やっぱ僕にホストは厳しいんですかね」
「ハッハッハ。ホストで売れるなんて他のどの仕事よりも簡単だぞ。
そりゃ一億、二億稼ぐのなら別だけど、月に数百万程度なら楽勝だよ！」
『楽勝だって？そんなわけないだろ』
オーナーの言葉を初めはただの気休めだと思って聞いていた。
「本当に稼げるから。騙されたと思ってもう一月がむしゃらに働いてみろよ、じゃないとせっかく使った今までの人生の時間がもったいなくないか」
「わかりました、もう一月だけやってみます」
今から思えば、オーナーの口車に乗っただけだと思うが、それ以降私は、毎月騙された、いや自分自身を騙してホストという仕事に向き合い続けた。
いろんな人のやり方を研究した。
自分に足りないと思うところは、逐一先輩後輩関係なく聞いてまわった。
心理学や今の若い人の中で流行ってるものや、ファッション、トーク術も勉強し取り入れていった。
取り入れては、捨てての繰り返し。
初指名を受けた喜びに浮かれることなく、没頭していった。
みんなも、何かを学んでいる時、急にコツが掴めて、視える世界が広がった感覚を感じたことはないだろうか？
行動が変われば結果も変わる。
コツを掴んでからは、爆発的に指名が増えていき、
二ヶ月後にNo.1。
一年後には代表を任されるまでになった。
経営側に回ってからも、多くのナンバーホストを育ててきた。
つい数日前も店のNo.1のホストに300万を超える給料を渡したばかり。
今は声を大にしていえる。
ホストは儲かる、稼げる職業だ。
稼げないのは、ホストという仕事が分かっていないから。
ただ、ホストという仕事をなかなか系統立てて教えてくれる人は少ない。
自分自身はそんな人には出会ったことがない。
ホストの仕事に飛び込んでみたいが躊躇している人
入店してみたが、イマイチ稼ぎ方がわからない新人ホストの人
売上が伸び悩んでいる中堅ホストの人
多くの夢がある男性諸君に向かってこのブログを書こうと思う。
ホストは稼げる。それも短期間に。
さあ、一緒にNo.1ホストへの扉をあけてみよう
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