前回の続きで
SSA理論について話そうと思う。
嘘偽りなく、正直な本音の部分を語らせてもらう。
ホストクラブはチームプレーの要素が多く、店内営業せよと伝えたが、今回のそれは
それとは方向性の違うアピールとなる。
シンプルにいうと、
やりたくないことにはNO!と周りに伝えることだ。
え?そんな単純なことでいいの?
と思うかもしれないが、これが実は非常に重要なのだ。
例えば、四方八方にいい顔をして周りをおだて、テーブルを盛り上げる。
そうすると仲間や上司からも重宝され、やがていろんな席に呼ばれるだろう。
でもそこまでだ。
周りを「上げる」反面、自らの売り上げがいっこうに上がっていないことに気付く。
ホストクラブでの「使える奴」は決して売り上げを上げるスタープレーヤーをさす言葉ではないのだ。
どんな要求にも文句を言わず、ヘルプでは、盛り上げ、大量に酒を飲む。
気難しいお客さんの席にも率先して着き、シャンパンコールも誰よりも数多くこなす。
店の誰もが重宝する存在、それはいつしか「ヘルプの達人」というポジションに落ち着くだろう。
もちろん、そのポジションを否定はしない。それはそれですごいし、ほかの分野で活かせる特技かもしれない。
ただ、まってくれ。
№1になって大金を稼ぐ、大きな目標を持ってこの世界にきたはずだ。
「上記のポジション」でもいずれ№1になれるかもしれないが、それは決して№1への最短距離ではないと断言できる。
多くの内勤者や、先輩ホストがヘルプの重要性を説くであろうが、その言葉すべてを鵜呑みにしていては、いずれ君の身体は悲鳴をあげ、潤うのは彼らの懐だけであろう。
反論もあるかもしれない。でもこれが現実だ。
売り上げているホストを観察してみよう。
ヘルプにつく時間より、店内や店の外でお客さんに営業している時間の方が長いであろう。
もちろん、新人の頃のなんにも実績のに段階で、「あそこの席のヘルプはちょっと苦手で」とか
「今、営業していいですか」「席に着くならもう少しあとの順番がいいです」とか言ってみても、それは受け入れてもらえないであろうし
体育会系の名残の残る店なら「てめえ、文句あるなら帰れ!!」とぶっ飛ばされて終わりであろう。
SSA理論は、
タイミングが重要だ。
まずは初回客を店に紹介したり、新規指名をゲットしつつ実績を残し、店内営業をする。
店側からの要求が入店時より3倍くらいに増えたと思ったら、10のうち一つや二つはわがままをいってみよう。
それが理にかなって筋が通っていれば受け入れてもらえるし、受け入れてもらえなくても、周りの人間は君の苦手な分野や嫌いな話題を避けるようになるだろう。
売れてくるホストほどわがままになるのは困ったものだが、
それで実績をあげてくれているのならば、ある程度は目をつぶる。
稼ぎやすく働きやすい環境作りを周りに頼っているうちは二流。
そんなものは自分で変えちまう気概をもっている人が一流のプレーヤーになる。
毎月売掛なしで500万位売れるようになったらいってみよう。
「俺、ヘルプついて酒飲みたくないんで、自分の指名客くるまで営業してていいですか」
余程、売れっ子ホストを沢山抱える経営者でなければ、「OK!」と返事をするであろう。
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